みはに工房さんの布もの、好評です
前の記事から、ずいぶん日にちを空けてしまいました。なんだかんだと忙しくなりつつも平常運転中です。
さて、ご紹介がずいぶん遅くなってしまいましたが、みはに工房さんの布ものが好評です。メインは手ぬぐい。みはにさんは、ほとんどの製品に関して、デザインから染色までを一貫してご自身の手で行っています。独特の絵柄と色使いがとても素敵な作家さんです。
以下、手捺染の手ぬぐいです。5種類販売中。
店主のお気に入り、「とり」。良い色ですねー。
ハシビロコウ様もいます。
ウソの正面顔が可愛い。
「ワオキツネザル」。マダガスカルのアイドル。好物のタマリンドの実を持っています。
「うま」。
「虫」。
「つばめの飛ぶころ」
「カバ」。これは注染です。のびのびと泳いだりあくびをしている様子が可愛い。
最新作はこちら。カタゾウムシの注染てぬぐい。
最高ですね…! 使うのがためらわれるほど。これは普及に努めなければと思い、大手町のインセクトフェアにも持って行きまして、たいへん好評でした! この色合いを注染で出すのは難しいのですが、職人さんが頑張ってくれたとのこと。
手捺染の手ぬぐいは、色違いがいろいろございます。ネットでは紹介しきれないので、ぜひ店頭でお確かめください。
代表的なアイテムは通販に載せました。遠方の方はぜひご利用くださいませ。
虫夢虫展、今週末からです
博ふぇすに出すもの(1) ひよこまめ雑貨店の手作り品
博物ふぇすてぃばるまで、残すところあと数日。大急ぎで出展物の用意をしております。明日には荷物を会場へ発送しなければならないため、今夜が準備の山場です。
たとえば、博ふぇすにはこんなものを持って行く予定です。
粘菌の模型を封入したネックレス。うみねこ博物堂の中のひとの一人、ひよこまめ雑貨店(という屋号の作家です…ややこしい)は、身の周りにあるものと謎の技術を駆使して粘菌の模型を作り、アクセサリーにしているのです。
これはルリホコリ。
クサムラサキホコリの未熟子実体。
クモノスホコリ。
けっこう本物そっくりにできているので、粘菌ファンの人には種名がすぐにわかるのではないでしょうか。
びんの高さは約3cm。アメリカの腕時計職人が、細かい歯車などを小分けするのに使っていた瓶です。上の3点は今回初めて販売する新作です。
紙ものも持って行きます。ひよこまめ雑貨店は消しゴムはんこ作家なので、そのへんのものを。
絵はがきは各150円。
明治時代風の絵柄のマッチ。いもむし、お蚕さま、多肉植物。裏表で絵柄が違うので、ぜひ現物をご覧ください。
前回の昆虫大学では秒殺だった、お蚕さまのkami-bag。6×6×2cmほどの小さな紙袋です。
他にもちょっとマニアックな生き物がモチーフの紙ものがございますので、ぜひうみねこのブースにお立ち寄りください。
狭い卓に詰め込んでいるのでちょっと見づらいかと思いますが、レコードを選ぶように漁ってみてくださいね。E-41ブースでお待ちしております。
博物ふぇすてぃばる! に出展します
7月22日(土)と23日(日)、九段下の科学技術館で、「博物ふぇすてぃばる!」というイベントが行われます。今年で第4回を数える人気イベントです。(以下、博ふぇすと略します)
博ふぇすって何なの、という疑問には、公式に答えて頂きましょう。
…ということですね。
生き物系の作家さんの物販が一番多いのですが、ワークショップがあったり研究者の講演があったりと、ただの物売りイベントではなく、よりアカデミックな側面の強いイベントと言えます。相当マニアックで頭おかしいレベルの人たち(褒めてます)がわんさか出て、来場者を好奇心と物欲のずんどこへと叩き込む恐ろしい空間です。「うわ何これめっちゃ欲しいいいい!!!」となるものが数メートルおきに出現するので、お小遣いは限界まで持ってくることをお勧めいたします。
当店は両日出展で、場所はE-41ブースです。一番どん詰まりの、公式の「ガクモンからエンタメ」投票所のお隣です。見つけやすい場所だと思いますので、ぜひお立ち寄りくださいませ。
当日出す商品については、おいおいご紹介いたします。
トートバッグの受注を開始いたします
昨日ご紹介したマメコ商会さんのトートバッグ、通販ぶんは一晩で品切れになってしまいました…申し訳ございません。ご来店頂く方向けに、店頭にはまだ少しございますので、お近くの方はどうぞよろしくお願いいたします。
さて、通販では早々になくなってしまったので、今後の追加オーダーは受注生産という形をとりたいと思います。あらかじめご希望の品をご予約いただいておいて、後日仕上がりしだい発送するという流れです。(キャンセルはご勘弁ください)
ラインナップは以下の3種類です。
カタゾウムシ黒
カタゾウムシ茶
価格はいずれも税込9,000円です。
本日より7月9日(日)までに、
・お名前
・お届け先のご住所
・ご希望の色柄と個数
を、hakubutsudoあっとgmail.comまでお知らせください(あっとは半角@に変えて下さい)。追ってお返事を差し上げます。
ツイッターをお使いのかたはダイレクトメッセージでも構いません。
出来上がりまでにひと月ほどかかる見込みです。受注締め切り後に発注しますので、順調にいけば8月半ばには発送を開始いたします。
ただ、不測の事態が起こりまくるタイの工場での生産なので、多少の遅れが発生する可能性がございます。おおらかなお気持ちでお待ちいただけましたら幸いです。
それではご注文をお待ちいたしております。
マメコ商会さんのトートバッグが入荷しました
昆虫大学やいきもにあなどの生き物系イベントで、毎回大人気を博しているマメコ商会さん。カタゾウムシがぎっしりプリントされたシャツやセンチコガネだらけのバッグなど、一歩間違えれば完全に頭おかしいデザインになりそうなところを、絶妙なセンスでおしゃれアイテムに仕上げてくるすごい作家さんです!
マメコさんは普段は海外を拠点とされている関係で、生き物イベントでしか出会えないレアキャラ(?)だったわけですが、このたび一部商品をうみねこで取り扱えることになりました。今のところ、当店が日本で唯一の販売店です。第一弾として、カタゾウムシとツノゼミのトートバッグが入荷しました。
まずはカタゾウトート。このデザイン、最高やで…! (店主はカタゾウムシ好きすぎるマン)
2色展開ですが、黒は在庫少なめ(3点のみ)なのでお早めにどうぞ。
トートバッグとしてはけっこう大きめで、ちょっとびっくりするくらい沢山のものが入ります。しかも持ち手は長めなので肩掛けもラクラク。本屋さんでうっかり大人買いしてしまっても、このバッグがあれば大丈夫。
こちらは横長で間口が広く、ものの出し入れがしやすいデザインです。また、容量も大きいので、ちょっとした旅行もこなせます。おすすめは生き物系イベントに持って行くことで、たくさん入るのでがんがん買い物ができる上に、このデザインなので生き物好きの視線も集められるという超楽しい逸品に仕上がっております。
お値段はいずれも税込9,000円で、以下のページでお求めいただけます。
来月は九段下の科学技術館で博物ふぇすてぃばる! というイベントがありますので、ぜひこのバッグを肩に出かけてみてはいかがでしょうか。博ふぇすがさらに楽しめると思いますよ!
また、近々カタゾウムシ柄のリュックサックも入荷する予定です。こちらもお楽しみに!
お蚕さまのびん
お店にお蚕さまがやってきました。
お蚕さまは「家畜」なだけあって、昆虫らしい野性味がまるで感じられません。あまり歩き回ることもなく、日がな一日桑の葉をかじっています。優しく触れば抵抗もせず、つままれてもなお葉を食べていることもあります。飼育箱をレジカウンターに置いておいたら思った以上に人気で、お客様の視線を集めていました。
さて、当店にはお蚕さま関連の古物が以前からありました。それが「活桑器」と呼ばれるガラスびんです。
『実用新案第二三四七〇號 養蚕活桑器』
昭和10年代に、養蚕業界で「活桑育」という手法が注目された時期があり、その際に作られたものです。水に活けた新鮮な桑の枝葉で育てることで、蚕の病気を防げると考えられたからでした。しかし、じきに蚕の病気は葉の鮮度とは関わりがないことがわかり、活桑育は廃れてゆきます。それでも、その短い期間に数種類の活桑器が作られました。
『実用新案第二三三七六五號 金川式活桑育器』
『育蚕條桑水揚器 願第二三四七〇號』
形はさまざまですが、ゴムパッキンつきの蓋があり、水を満たしたびんに桑の枝を挿して使うものが多かったようです。
最近、奇跡的にパッキンが状態良く残っている活育器が入荷しました。古いものゆえゴムがガチガチに劣化しているのが常なので、これはかなり珍しいケースと言えます。せっかくですから使わない手はありません。
ゴムが柔らかい!
本来の使い方を試してみました。
廃れて久しい、びんによる活桑育が現代に復活した瞬間です!(ペット扱いの蚕だけど)
1頭だけですが、このお蚕さまは引き続きカウンターで飼育します。どうぞ見ていってください。
なお、活桑器のいくつかは通販にも載せています。よかったらこちらもどうぞ。