カシパンブローチ完成!
いきもにあ、いよいよ今週末ですね。間もなく追い込まれた作家さんたちがゾンビ化し始める頃だと思います。
「早くから計画的に準備しておけば、直前に慌てずに済むんですよ」なんていう正論マンの言い分は聞きません。うちもご多分に漏れず、大慌てで準備をしております…。
さて、今日もいきもにあに出す品のご紹介です。
オダサガ(小田急相模原)に、シルバームーン彫金工房という、オリジナルアクセサリーの製作を行っている工房があります。
デザインから製作まで、一貫してオーナーが行っている手作りのアクセサリー工房で、少しですが当店にも作品を置いて頂いております。
そして、うみねこと組んで何かオリジナルの商品を作りたいですね~、なんて以前から話していたのですが、この度それが形になりました。
真鍮でつくった、カシパンウニのブローチです。3種類。
直径2.5cmくらい。男女を問わず使いやすいデザインと大きさだと思います。
モデルになったのはこのひとたち。
Encope grandis。
アメリカのスカシカシパン。
そして、最近入荷したハグルマスカシカシパン。西アフリカ産で、日本国内での流通はほとんどないと思われる種類です。
ちゃんと裏側も作ってあるんですよ。
これらはいきもにあで初お披露目です。それぞれ3個ずつなので、気になった方はお早めに。
あ、Encopeとハグルマスカシカシパンは実物も販売します。ブローチと併せてどうぞ!
いきもにあ2017に出展します
今年もいきもにあの季節がやってきました! すべての生き物好きのための祭典。2年前のあの熱狂が蘇る…。
11月11日(土)、12日(日)、京都市勧業館みやこめっせにて開催です。
前回、2015年の模様はこちらです。
いやー懐かしい。というかうちのブース、商品少なっ!! よくこれで参加したなあ、と今では思います。
今回は180cmの卓を2台借りました。商品もがっつり持って行きます。
ひよこまめ雑貨店の紙雑貨とか。
布ものとか。(新作はいま作っているところなので載せられません…ごめんなさい)
昆虫標本とか。
ちなみにブースの位置はこのへんです。会場に入って右手の壁際、139番ブース。
当店の出展物一覧はこちら。随時更新していきます!
最近の標本棚
うみねこ博物堂では、開店当初から昆虫標本の販売も行っています。たまに気付かれずにスルーされてしまうこともありますが、これが標本の売場です。
ドイツ箱と呼ばれる標本箱を20箱前後、専用の棚に納めてあります。右半分が甲虫、左半分がチョウ・ガとその他の昆虫です。お客様ご自身で自由に引き出してご覧いただけます。標本箱は引き抜けるようになっておりますので、うっかり落とさないようご注意ください。
きらびやかなモルフォチョウはいつも人気です。
意外に思われるかもしれませんが、ガもチョウと同じくらい人気があります。
店主は甲虫屋なので、品揃えがどうしてもそっちに偏ります。特に糞虫(動物の糞を食べるコガネムシ類)が好き。
糞虫たち。色が綺麗だったり、カッコいい角があったり。
タマムシの中では、フトタマムシ類がお気に入りです。(右半分のずんぐりしたやつ)
ピカピカのコガネムシもいいなー。
昆虫標本を見ながら選んで買えるお店というのはそれほど多くなく、けっこう遠方からもお客様がいらっしゃいます。
標本箱(ドイツ箱)も、普通の大型箱から極小まで、5サイズ取り扱っています。
これは卓上用の小さい標本箱。お気に入りの標本を飾って愛でるためのものです。
ドイツ箱に関しては、開業前に簡単な解説記事を書きましたので、ご参考までに。
標本を扱ったことがないという初心者のお客様でもご心配なく。店主が丁寧にご説明いたします。
標本の管理はそれほど難しいものではありません。標本箱さえ買ってしまえば特に手もかからないからです。気をつける点と言えば、色褪せを防ぐために強い光を避けること、防虫剤を切らさないことくらいでしょうか。ご不明な点がありましたら、どうぞご遠慮なくお問い合わせください。
遠方でなかなかお店に来られないという方は、通販をご利用ください。(PCでの閲覧推奨)
ご来店&ご注文をお待ちしております。
奥村巴菜さんの作品入荷!
陶芸家・奥村巴菜さんから、できたての陶の作品が届きました。
今回は箸置きや飾り皿などの小品が中心。
この箸置き、とっても細やかな絵付けで素敵な品です。直径4cmほど。
側面の水草や波紋が可愛い。
こういう絵付けものは初の試みだったそうですが、とても可愛らしく、良いものに仕上がっていますね~。もの作りの引き出しの多さに感服です。
トンボの飾り皿。
こちらは、いつもの奥村さんらしさ全開! めちゃくちゃカッコいい逸品です。6×7cmというサイズも絶妙。
八角の虫の絵皿も。
各1点のみですので、お早めにどうぞ!
久々に手ぬぐいも入荷しました。
いずれも注染という技法で染めたものです。
タマムシとツノゼミは、今回入荷した4枚ずつで最後だそうです。再生産未定とのことですので、迷わず入手されることをお勧めします。
これらは通販でも取り扱っております。遠方のかたは以下からどうぞ!
ご来店&ご注文をお待ちしております。
あまへそ本の大島ロケ余話
さて、先日発売された、あまのじゃくとへそまがりさんの作品集。
すごい技巧で生み出された革の生き物たち、やたらガタイの良い謎のフランス人モデル、全編にわたり有能極まりない人々が全力でふざけている感…なかなか強烈な中身だったのではないでしょうか。
ツイッターには少し書いたのですが、どういうわけか、うみねこ店主はその撮影ロケに同行していたのでした。とはいっても別に撮影スタッフでもなんでもなく、単に楽しそうだからという理由だけでついて行ったのです(ロケの話があったとき、脊髄反射のような早さで手を上げました)。我ながら自由過ぎる。場所は伊豆大島! 一泊二日!
話には聞いていましたが、本当に真っ黒な土壌。日本とは思えない、荒涼とした風景に衝撃を受けました。
斜面を登る大岡さん。あまへそ本を手掛けたデザイナーで、ブラジリアン柔術紫帯マスター4フェザー級のアジアチャンピオン。最強のブックデザイナーでしょう。
モデルのトーマスもブラジリアン柔術の使い手で、茶帯ミディアムヘビー級の全日本チャンピオン。お茶目で、何をしても絵になるナイスガイでした。
島内のさまざまな環境を巡りつつ、その作品に合った場所で撮影してゆきます。
ヒトノミバッグの撮影準備中。
カブトムシ幼虫のバッグでキメるトーマス。
トノサマバッタを愛でる。
オサガメを背負う男。
(写真はいずれもうみねこ店主撮影)
トーマスはロケの最中、身に着ける作品のモチーフが一体どういう生き物なのかを逐一確認し、ちゃんとわかった上で撮影に臨んでいました。なんて真摯な男なんだ。
海岸ではカメガイ類を始めとした浮遊性の貝がたくさん漂着していたので、撮影の合間に拾って帰りました。
夕日を見ながら露天風呂、夕食は民宿で地のお魚を食べた後で部屋飲みと、撮影以外の部分もたいへん楽しいロケでありました。ご一緒させて頂いたことに果てしなく感謝……!!
その後、各方面の方々がとてつもないエネルギーを注ぎ込み、出来上がったのがこの本です!
キラッと箔押し! あらゆる箇所で、造本のセンスの良さが振り切れている…
コラム執筆陣の豪華さ!
作品の素晴らしさについては、いまさら述べるまでもないですね。
収録されている作品たちは、あくまでも実用品です。そんな使いにくいバッグがあるかー! というツッコミが来ようが、あくまでもバッグはバッグなのです。
いやー、最高としか言いようのない本ですね。こんな素晴らしい作品集に仕上がって、なんだか我がことのように嬉しい。あまへそさんおめでとう!
この作品たちは、今なら池袋のジュンク堂で見られます。この作品集に収録されている生き物たちが一堂に会した、まさに圧巻の展示です(壁面もお見逃しなく)。今月末までですので、ぜひ足をお運びください。
場所は7階の理工書フロアです。
そして当然のことながらうみねこでも販売していますので、ぜひ買ってくださいね。
あまへそ本、出ます!
もはや生き物屋界隈では有名作家となっている、あまのじゃくとへそまがりさん。手縫いの革細工で、マニアックな生き物を生み出し続ける超個性派クリエイターです。
文章では説明しきれないので、とりあえず、以下のHPで作品をご覧ください。すごいから。
あまへそさん公式HP:http://amaheso.simdif.com/
これ、全部革なんですよ…手縫いの。
見る人を驚愕と困惑と感動のずんどこに突き落とす、素晴らしい手わざが光ります。テーマに取り上げる生き物もことごとく良くて、生き物屋のツボにはまるのです。
そんなあまへそさんの作品集がついに発売されます! タイトルはWANDERING ANIMALS。さまよう、うろつく、といった意味合いですね。
コラムの執筆陣も豪華!
当店にも近日中に入荷予定です。うみねこでの購入特典として、本には収録されていないロケ写真ポストカードをお付けします。
どのカードが付くかはお楽しみ。
ちなみにモデルのトーマス・ミーツはブラジリアン柔術の使い手で、めっちゃ強い男です(笑)
このあまへそ本は、現在うみねこ通販で予約受付中です。以下からどうぞ。
もうひとつ重要なお知らせ。
本の発売に合わせて、池袋のジュンク堂で個展が開催されております。
素敵な革の生き物たちを間近で見られるチャンスです。期間は10月末まで。ぜひどうぞ!
(画像はあまへそさんのツイッターアカウントからお借りしました)
みはに工房さんの布もの、好評です
前の記事から、ずいぶん日にちを空けてしまいました。なんだかんだと忙しくなりつつも平常運転中です。
さて、ご紹介がずいぶん遅くなってしまいましたが、みはに工房さんの布ものが好評です。メインは手ぬぐい。みはにさんは、ほとんどの製品に関して、デザインから染色までを一貫してご自身の手で行っています。独特の絵柄と色使いがとても素敵な作家さんです。
以下、手捺染の手ぬぐいです。5種類販売中。
店主のお気に入り、「とり」。良い色ですねー。
ハシビロコウ様もいます。
ウソの正面顔が可愛い。
「ワオキツネザル」。マダガスカルのアイドル。好物のタマリンドの実を持っています。
「うま」。
「虫」。
「つばめの飛ぶころ」
「カバ」。これは注染です。のびのびと泳いだりあくびをしている様子が可愛い。
最新作はこちら。カタゾウムシの注染てぬぐい。
最高ですね…! 使うのがためらわれるほど。これは普及に努めなければと思い、大手町のインセクトフェアにも持って行きまして、たいへん好評でした! この色合いを注染で出すのは難しいのですが、職人さんが頑張ってくれたとのこと。
手捺染の手ぬぐいは、色違いがいろいろございます。ネットでは紹介しきれないので、ぜひ店頭でお確かめください。
代表的なアイテムは通販に載せました。遠方の方はぜひご利用くださいませ。