彫金見習い
ご近所にあるシルバームーン彫金工房さんへ、アクセサリー作りを習いに行ってきました。
こちらは工房兼ギャラリーで、一般向けのワークショップもやっているとのことだったので、我々もぜひやってみたい!と、申し込んでみたのでした。
工房です。見慣れない工具がたくさんあってわくわくする! ここで作品を作ります。
ヤットコだけでも何種類もあるのですねー。こういう工具って、眺めるだけでも楽しい。
まずは何をやるかの相談です。我々は完全にずぶの素人ですが、オーナーの大塚さんが最初から丁寧に教えてくれるので安心。まずは初心者でもできそうなこととして、シルバーリング作りに挑戦することにしました。ところで大塚さんは、学部は違えど我々と同じ大学の出身なのでありました。先輩ですね。
これが材料であるシルバーの線。
糸鋸を使って、号数に合った長さに切ります。私(いそはえとり)は20号、ひよまめは4号。
プラスチックのハンマーで叩いて曲げます。
輪っかになったら、継ぎ目のかみ合わせを糸鋸で揃え、ロウ付けします。 まず継ぎ目にフラックスを塗り、バーナーで熱して定着させます。その後、銀ロウをあてて再びバーナーで炙ります。
裏側からも継ぎ目に炎を当てます。継ぎ目に溶けた銀が行き渡り、ロウ付けが済んだら、リングを希硫酸に入れます。腐食被膜を落とすためです。
このへん、超楽しい!! アホな顔文字を多用したくなるくらい楽しい!(控えますけど)
引き上げたら継ぎ目の凸凹をやすりで落とし、再び叩いて形を整えます。
あとはひたすら磨きます。
ゴリゴリ。まずはやすりで粗く磨きます。その後は紙やすりに変え、段階的に番号を上げていきます。
だいたい磨き終わりました。
この後、金属磨きでピカピカにして表面を確認。仕上げに金槌で表面を軽く叩き、槌目を入れます。
(このあたりで完全に記録することを忘れ、写真はありません…ゴメンナサイ)
完成しました!
槌目に陽の光が反射してきれいです。サイズもぴったり。シンプルな見た目なので、普段から使おうと思います。このリングとは別に、シルバーを溶かして叩いて、ペンダントヘッドも作りました。
で、作業時間はそれも含めて2時間半くらいだったでしょうか。最初から色々できて大満足! 夢中でやっていたら、本当にあっという間でした。
工房はギャラリーとひと続きなので、店内には素敵な品がいっぱいです。
店内の商品は、すべてオーナーがデザインから製作までしているものです。全部手作り。
いやー、モノを作るって本当に楽しいですね。次に作りたいものはもう決めているので、また習いに来ようと思います!