メメントモリ・ジャーニー、入荷しました

メレ山メレ子さんの待望の新刊、「メメントモリ・ジャーニー」が入荷しました。

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ウェブマガジン「あき地」での連載に大幅加筆し書き下ろしを追加したほか、凝った装丁(ホントに素晴らしい!)と可愛らしいイラストが目を惹きます。他の書店様に先んじて、うみねこでは明日から売場に並びます。 

初回分は著者のサイン入りです! プレプレのはんこが可愛い。数に限りがありますのでお早めにどうぞ。

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メメント・モリ(Memento mori)」とは、ラテン語で「死を想え」という意味の警句ですが、死、つまり人生の終着点について思いを致すことは、翻って自身の生を思うことにも繋がります。著者のメレ子さんは各地を旅しながら自身の生き方について模索し、ガーナへ行って自分用の棺桶を特注したり、マンション購入に踏み切ったりと様々な行動に移ります。大胆な行動をしつつも、常に冷静に自己の内面を見つめる落ち着いた視線が印象的です。

 

この連載がウェブで始まったのは昨年の夏頃だったと思いますが、ちょうど私も退職を決めて開業準備をしていた時期で、メレ子さんの行動力には大いに励まされたものでした。特に第5章の「変わった人が変わったまま楽しそうにしている場所」というくだりには膝をバンバン打って、「それそれ! それだよ!」と激しく共感したものです。誰かが楽しめる場所を提供する楽しみ。そもそもうみねこ博物堂などという妙な商売を始めるなんて、彼女と知り合わなかったら考えもしなかったでしょう。メレ子さんには改めて感謝と敬意を表する次第です。

クラウド香典という謎すぎるカンパのお礼として、棺桶にうみねこのロゴも入れて頂き、「メメントモリ・ジャーニー」はうみねこ店主にとっても思い入れの深い一冊になりました。この素敵な本が多くの方に読まれることを祈っています。

 

くだんのポテト棺桶は、8月21日より、池袋のジュンク堂9階で展示されます。9月3日にはトークイベントもあります。詳しくはこちらをどうぞ。