標本
今年も博ふぇすの季節がやってまいりました。うみねこ博物堂としては、3回目の出展です。場所は千代田区の科学技術館で、7月21日・22日の二日間にわたって行われます。 詳しくはこちらをご覧ください。 博物ふぇすてぃばる! 今回も昆虫標本をたくさん持って…
こんばんは。前回の更新から、またもや日が空いてしまいました。 うーん、ちゃんとした記事を書こうと身構えてしまうから腰が(筆が?)重くなるのかもしれない。だってツイッターにはそこそこポストしているんだもの。 というわけで、これからは簡単な内容…
うみねこ博物堂では、開店当初から昆虫標本の販売も行っています。たまに気付かれずにスルーされてしまうこともありますが、これが標本の売場です。 ドイツ箱と呼ばれる標本箱を20箱前後、専用の棚に納めてあります。右半分が甲虫、左半分がチョウ・ガとその…
引き続き、博物ふぇすてぃばるで販売するものをご紹介します。今回は、昆虫標本。 時間もないので(笑)一気にいきます! まずはカタゾウムシ。 お次はツノゼミ。 甲虫いろいろ。 その他いろいろ。 ここにご紹介したのは一部です。あとはぜひブースで現物を…
うみねこ通販に、昆虫標本をいろいろ登録しました。今のところ、以下の4つのカテゴリーに分けています。 蝶・蛾 甲虫 その他の虫 未展脚品(パック) ※未展脚品とは、いわゆる針刺しの標本になる前の、台紙と透明なセロハンで包まれた状態の標本です。形は整…
こんばんは。最近はすっかりカタゾウムシ屋と化しているうみねこ博物堂です。 先日フィリピン便が到着し、目新しいところから大急ぎで標本を仕上げました。一部ですが以下に紹介します。 これは定番のP. orbifer。写真ではわかりにくいですがキラキラとラメ…
カタゾウムシも人気ですが、インドネシアのホウセキゾウムシ類も負けず劣らず美しいものです。 イベントなどでこれらの標本を並べていると、「これ、色を塗ってあるんでしょ?」と一度ならず訊かれます。いえいえ、これはすべて自然の色なんです。 確かにそ…
うみねこ博物堂にあるもののなかで、特に古いものがこちら。 モアの椎骨の石膏製レプリカです。 このレプリカはドイツの某博物館の倉庫から発掘されたもので、発見時の状況から推察すると、フランスのヴェロー商会 Maison Verreauxが製作したものと思われま…
天敵からの攻撃を避けるため、他の生き物そっくりに擬態をしている昆虫は数多く存在します。例えばテントウムシやホタルといった味の悪い虫や、毒針を持っているハチは擬態のモデルとして「人気がある」ようです。いずれも鳥が嫌がって食べようとしないので…
カタゾウムシが一部で話題になっていますが、ここでその他の地味なゾウムシも見てみましょう。(何この唐突感) Rhytidophloeus rothschildi。マダガスカルに生息する、体長が3cm以上もある立派なゾウムシです。いかつい! しかもおしゃれ! Brachycerus orn…
先日から作っていたカタゾウムシの標本を、店頭のドイツ箱に収めました。満タンです! 今回入った種を中心に、店主お気に入りのカタゾウをいくつかご紹介します。 チャモンカタゾウムシPachyrrhynchus ochroplagiatus。斑紋は少ないですが、黒くてつるんとし…
こんばんは。 ちょっと前に、「8月には新たにカタゾウが入荷します~」なんてご案内をしていたのですが、申し訳ありません! だいぶ遅れてしまいました。 数日前にやっとフィリピン便が届き、現在大急ぎで標本を作っております。夜なべ仕事です。 (ラベル付…
こんばんは。関東地方では台風による大雨もピークは過ぎたようですね。久々の猛烈な雨で、ここからそう遠くない境川は氾濫寸前というところまでいったようです。皆様の地域は無事だったでしょうか。 さて、今日はハチの標本を取り上げてみたいと思います。 …
鉱物がいくつか、新たに入荷しています。 品切れしていた天青石は、大小合わせて5点入りました。どれも質の良い標本です。淡い水色が涼しげですね。 蛍石はスペインのものをいくつか仕入れました。 いずれも小ぶりですが綺麗なものです。ルーペで拡大して楽…
先日、東南アジアのテングビワハゴロモを紹介しましたが、さらにインパクトのあるビワハゴロモが入荷しました。虫好きの子供ならだれもが憧れたであろうこの虫です。 開帳14cmほど。でかい。 その頭に付いているのは何なんだ、キミ! 小さいころに読んだ本に…
博物ふぇすてぃばる、いよいよ明日から開催です。我々はうみねこ博物堂&ひよこまめ雑貨店として、B-27ブースで出展します。楽しみです。 最後に追加で用意した甲虫標本を紹介します。 ニシキカワリタマムシ。 アクマニジダイコクコガネPhanaeus demon。 ヨ…
先日の続き。今回はカタゾウムシ属Pachyrrhynchusの紹介です。以下のような虫を持って行きます。(一例です) なぜこんなにカタゾウムシを推すかというと、昆虫の多様性や美しさを直感的に認識するには絶好の材料だからです。かの地、フィリピンにはどれほど…
へんな虫が入荷しました。 パキスタンのマキバネコロギスという虫です。でかいです。 乾燥した地域に棲んでおり、いかにも砂の上を歩くのが得意そうな脚先をしています。 マキバネコロギスという名前は、この翅の形状からきています。くるりんと丸まっていて…
こんばんは。今日も博ふぇす商品の紹介です。 カタゾウだけでは面白くないので、他の昆虫標本もいくつか用意しています。 例えばこれ。Entimus imperialisという南米のゾウムシです。 ルーペで見るとわかるのですが、体表のくぼみにきらきら輝く鱗片が収まっ…
今回のうみねこブースの主役、カタゾウムシの標本。 カタゾウムシ(類)というと、丸山先生の本で取り上げられたPachyrrhynchus属が有名ですが、それに負けず劣らず繁栄しているグループがあります。それがMetapocyrtus属です。 フィリピンから200種以上が知…
昨年、いきもにあに持って行って好評だったウニを、博物ふぇすでも販売します。 ベンテンウニです。 個体変異が大きく、模様のパターンは様々で、一言でいうとすごく可愛い(そればっかり)。 こういう透明なケースに入れて販売します。壊れやすいウニ殻だけ…
東南アジアのビワハゴロモが仕上がったので、ひと箱作りました。 頭部が伸びて、天狗様の鼻のよう。そして翅がきれい。 青いひと。 鼻先だけ青い。 昔話の鬼がこういうの持ってましたよね。 水玉! この個体だけは南米出身で、違ったグループに属しています…
全国6000万人のゴミダマファンの皆さまこんばんは。 店主が暑苦しくゴミムシダマシを紹介する記事の第二回です。 6000万人のわりに前回の記事の反響は薄かったので、今回は粛々といきます。 Stipes sp. 陣笠ですね。 Prionotheca coronata. トゲトゲですね。…
ゴミダマとは甲虫屋が使う略称で、甲虫の中のゴミムシダマシ(科)というグループのことを指します。けっこう大きな分類群で、世界から約16,000種が知られています。 甲虫といえば、カブト、クワガタ、カミキリを筆頭に、人気のあるグループがたくさん存在し…
鳥の羽、入りました。 お店に入ってすぐの壁に掛けてあります。 嫌がる鳥から無理やりむしった…わけではなく、自然に抜け落ちた飼育鳥の羽です。国内のちゃんとした施設から分けてもらったもので、紫外線で滅菌処理もしています。ごあんしんください。 左か…
標本棚には、現在14箱のドイツ箱が収まっています。どなたでも自由に引き出してご覧いただけます。 人気のモルフォチョウや、 美しいとしか言いようのないトリバネアゲハ、 見る人を蒐集の泥沼に引きずり込むカタゾウムシなどが入っています。 先日、非虫屋…
タネも良いものですね。 南の島の友人からこんなものが届きました。海岸に流れ着いた植物の種子たちです。 モダマ、シロツブ、ハスノミカズラ、サキシマスオウ、ククイなどなど…。 沖縄に自生しているものもありますが、はるか南方から海上を旅してきたもの…
鉱物も、ぼちぼち集まってきています。 好きな石を仕分けしたり値付けをしたりするのは、とても楽しい作業です。 対外的にはけっこう余裕っぽい雰囲気を醸し出していますが、内情はかなり切羽詰まっていて、焦っています。朝から晩まで作業に追われ通しです…
先日の記事では、何の解説もなく「ドイツ箱」と書いてしまいましたが、今回はその箱について書いてみたいと思います。 大切な昆虫標本を、どのように保管するか? これは重要な問題です。 まず標本の敵は何かというと、虫による食害、湿気に伴うカビ、紫外線…
うみねこ博物堂では昆虫標本に力を入れる予定ですが、中でも重要な位置を占めるのがチョウの標本です。昨年からこつこつと仕入れを進めてきて、やっと7割がた揃ってきました。 今日はラベル付けをしました。仕上がったものから箱に並べてゆきます。 一番人気…