はくせいの本、再入荷

「はくせいの本 鳥編」が入荷しました。(注:2/17現在、黒と紺のみ)

日本国内では数少ないプロの標本士、相川稔さんによる手作りの豆本で、鳥の剥製の作り方の指南書です。高さ78mm、幅55m、厚さ21mm(外函の大きさ)。千代紙の装丁がとても可愛らしい! そして角背で函入り、栞つき…本好きにもたまらない仕立てであります。

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装丁の色には何色かあり、どれも素敵。

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しかし! これはただ可愛いだけではない、中身も素晴らしい実用書です。相川さんご自身によるイラストで、鳥の剥製の作り方が分かりやすく解説されています。いま手軽に手に入るような本で、類書はないのではないでしょうか。

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時折入るユーモラスなイラストが最高。楽しい。

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相川さんはドイツの標本製作技術の専門学校を卒業後、現地の博物館で7年間標本作りに従事されていたという経歴の持ち主です。その後帰国され、現在は日本各地の博物館に所蔵される標本の製作やメンテナンスを手掛けておられます。ゲッチョ先生こと盛口満さんの著書、「僕らが死体を拾うわけ」などに登場した「ミノル少年」の今の姿…というと、あの本を読んだ方には分かるのではないでしょうか。

 

ちなみに、このはくせいの本を購入できるのは(相川さんご本人が出るイベント以外では)今のところ当店だけです。

 

2/17、再入荷しました。今回は黒と紺色のみですが、通販にも載せておりますので、前回買えなかったという方はぜひご注文下さいませ。

通販サイトはこちら→うみねこ通販:新本