いきもにあ終了

以前から宣伝していた生き物屋のお祭り、いきもにあは盛況のうちに終了しました。こんなに楽しいイベントがあって良いのだろうか…と身を震わせるような二日間でした。

 

しかしレポートをしようにも、全然写真を撮っていませんでした。 詳しい内容についてはこちらをご覧ください(すみません)。

togetter.com

 

12月12日(土)、いきもにあ一日目の待機列。お客さんの期待がビシビシ伝わってきてすごい圧力!

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開場時のBGMはマッドマックスの「Blood Bag」で、脳内ではドンドコドラムが打ち鳴らされるわギターは火を噴くわ車は爆発するわで、「走らないでください~」というアナウンスがかかるもそりゃ無理だろうという煽りっぷりでした。

 

今回は「ひよこまめ雑貨店」名義で出展しました。紙・布ものを中心として、甲虫標本、ウニ殻なども持ち込みました。

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標本では、やはりカタゾウとウニは大人気でした。

かなり詳しいお客さんも多く、この会場全体の生き物リテラシーが高すぎる! 素晴らしい!

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生物としてもマイナーなはずの粘菌アクセサリーが注目されるのも、こういうイベントならではでした。

たくさんの方とお話しできて、そりゃもう楽しかったです。

恐ろしいことに、たくさん用意していったはずの標本は一日目にしてほぼ完売という事態に…。いきもにあ恐るべし。二日目にしか来られなかったお客様、申し訳ありませんでした。次はたくさん持っていきます!

 

 

夜は出展者の懇親会もあり、こちらも盛り上がりました。「今日はこれの自慢をします」という前口上の後に長竿(超巨大な捕虫網、長さ10m以上ある)を振り回す福富さん。これ、フルに伸ばすと死ぬほど重いんですよ! 常人にはまず扱えないです。すごいパワー! 

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フラッシュトークでは5人の方が登壇され、それぞれがものすごい変態ぶり素敵なお話を披露しました。お酒も入っているのでバカ話(褒めてます)に歯止めが効かない。最高。

関東組としては初めてお話しする方も多かった一方、十数年ぶりに再会できた方もいたりして、あまりにも有意義すぎて怖いくらいの一日でありました。

 

 

期間中はダニ博士、シャコパンチ博士、クマムシ博士、ハリガネムシ博士、バッタ博士らによる計5題の講演があったのですが、出展者としてはブースに釘付けだったのでほとんど見られませんでした。トリのバッタ博士こと前野ウルド浩太郎さんの発表だけは、なんとか立ち見で聞くことができました。

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場内は爆笑の連続。真面目な研究の話をしつつも小ネタ満載の、最高に面白い講演でした。

 

公式の発表によると、いきもにあは二日間で計3400人の来場者を数えたそうです。相当な遠方から足を運んだ方も多かったことでしょう。ご来場くださった皆さま、まことにありがとうございました。

また、終わる前から、「またやってほしい!」「次回はいつ?」といった声がたくさん聞かれました。それもこれも運営の皆さまの細やかな気配りと、周到な事前準備の賜物でしょう。このイベントを支えてくださった多くのスタッフの方々にも、心からお礼を言いたいです。

 

ところで、ひよまめブースで売っていたアリの触角カチューシャは運営の方が着用してくださったので、目にした方も多かったのではと思います。購入後すぐに着けてくださるお客様もいて、会場内のアリの数が徐々に増えてゆくのが面白かったです。後になって「あれ、売ってたの!?」という声もちらほら。そうなんです。ひよこまめ雑貨店の手作りだったんです(ちなみに1200円)。

またこういうイベントがあったら持っていきますので、その時はぜひアリになってくださいね。