動画で振り返る昆大
昆虫大学の運営大臣で工作大臣で映像大臣のタカイヒロシさんが、昆虫大学2016の模様をまとめた動画を作ってくれました! 仕事早いなー。
いやー、みんな良い笑顔ですね。ほんと楽しそう。最後のあたりでなんか涙出てきた…。
動画をまとめたタカイさんのコメント。
昆虫大学2016の映像を作りました。編集してて驚いたのは全部の撮影素材が笑顔だったこと。お客さんも出展者もスタッフもみんな笑ってる。10年プロやってますが、こんなのほとんどありえないよ。夢のような時間だった。 #昆虫大学 https://t.co/FLLWxUkdlX
— タカイヒロシ (@slowdelay) 2016年12月22日
そうなんです、会場には常に笑顔があふれていました。あんなに混雑していたのに会場全体のマナーがすごく良くて、皆譲り合いながら楽しんでいたのが印象的でした。
昆虫大学のあの雰囲気の良さはどこから来るのかなとずっと思ってたんだけど、皆がお互いに個性や趣味を尊重し合ってるからなのかなーと。虫好きの中にもそれぞれ好き嫌いはあるはずなのに、貶めあうことは絶対ない、むしろ好奇心が先にきて理解しようとすることすらある…という。 #昆虫大学
— うみねこ博物堂 (@umineko22) 2016年12月19日
ツイッターに書いたことの貼り付けですが、こういうことなんだと思います。
最近は世間全体がぎすぎすしていて、自分の価値観に合わないものは気に食わんってディスり合う様子をあちこちで目にすることも多く、そんなんじゃ誰も幸せにならないよなーと思うのですが、昆大にはそれが全然なかった。
また、さらに良かったなと思ったのは、物知り自慢の初心者潰しみたいな光景も全然なかったことです。マニアの世界にありがちな、俺が教えてあげるとか「○○してあげる」みたいな上から目線がなくて、出展者もお客さんもみんな、「生き物って面白いよね!!」という同じ視点で楽しんでいる(しかもそうしようとしてしてるんじゃない、自然にそうなっている)のが最高でした。そりゃみんな笑顔にもなるよね。
そんな奇跡のようなお祭り、次は二年後です。それまでにうみねこが潰れていないといいのですが、もしうちが存続していたなら是非ともまた出店させて頂きたいなーと思っております。四露死苦メレ子学長!
昆虫大学2016、閉幕
17、18日と二日間にわたって行われた昆虫大学、無事に幕を下ろしました。月並みですが本当にあっという間で、めちゃくちゃに楽しい時を過ごすことができました。
最初に謝ってしまいますが、会場内の写真は全然撮ってませんでしたごめんなさい!
楽しすぎてカメラにまで気が回りませんでした。
当日の様子については以下のまとめをご覧ください。
生き物を愛する人たちが全力で遊び倒している様子がお分かりいただけると思います。初日の来場者数は477人を数えたそうで、これは前回の延べ来場者数に迫る勢いです。すごいですね。
当然会場内はごった返していたわけですが、皆様のマナーの良さのおかげで大きなトラブルや事故もなく、最高に楽しいイベントとなりました。スタッフの皆様の周到な準備と気配りも素晴らしかったです。
お陰様でうみねこブースも常に人が途切れることなく、ひたすらお客様と好きな虫の話をできるという幸せな二日間でありました。普段お客様とはツイッターで顔の見えないやりとりをしているわけですが、こうして直接対面でお話しできるというのは良いものです。また、夜は夜で夜学や打ち上げがあり、気心知れたひとたちと飲み食いしたり工作したりといった楽しみもありました。早くも次回が待ち遠しくて仕方なく、こんな素晴らしいイベントに関われたことを心から嬉しく思います。
で、お祭りが終わって気が抜けるかと思ったら全然そんなことはなくて、むしろ今まで以上にやる気になりました! イベントっていいですね。
生き物系イベントは来年以降もいくつかあって、夏には博物ふぇす、秋にはいきもにあというお祭りが控えています。おそらく抽選なので出られる保証はありませんが、まずはそのあたりが目標です。お祭りでモチベーションが上がったところで、お店作りを今まで以上に頑張りますので、改めてうみねこをよろしくお願いいたします。
お拾いものさんのぽち袋が入荷しました
先日素敵なスマホケースを納品して下さったお拾いものさんから、またまた可愛い新作が届きました。3枚セットのぽち袋です。ヤママユガセットと、カメムシ目セットの2種類があります。
ヤママユ柄はちょっとずつ配置の異なる3枚セット。
そして可愛さMAXのカメムシ目セット。ツノゼミ、アオバハゴロモ、マルウンカです。よ、良すぎる…。
こんな袋でお年玉をもらったら嬉しさ倍増やん…。
それとブログでは告知しそびれていましたが、こういうのも入荷しています。ヤママユガ柄の包み紙。238×344mm。6枚入りです。
印刷も紙もとっても良い味で、使うのがもったいないほど。
これらは現在店頭にて販売中です。スマホケースやはんことともに、ぜひチェックしてみてください。
昆虫大学2016in横浜に出店します
昆虫大学、というイベントがあります。
メレ山メレ子さん主催の不定期開催イベントで、作家、芸術家、研究者、何をやってるか分からないけどとにかく虫が好きでしょうがない人、などが集結して虫の楽しさを分かち合うごった煮的なお祭りです。今のところ2年に一度のペースで行なわれており、今回は一昨年と同じ横浜のサクラワークス関内で開催されます。日にちは12月17、18日の二日間。
詳しい情報は学長のメレ子さんアカウントをチェックしてみてください!
うみねこ博物堂も物販で出店します。何を持って行くかは現在検討中ですが、主に以下のものになりそうです。
・甲虫標本
みんな大好きカタゾウムシ。実際にはカタゾウ以外の甲虫も(少しは)持って行きます。以下のような透明のケースに入れた状態で販売する予定です。
・博物画
主に1700年代~1900年代初頭の、百科事典や図鑑に使われた図版です。石版画や銅版画など、手法は幾通りかありますが、いずれも現代の印刷にはない独特の味と美しさがあります。もちろんリプリントではなく当時の版です。額装してお部屋に飾ると素敵。
・ひよこまめ雑貨店の紙雑貨
消しゴムはんこでひとつひとつ手捺しした、手作りの紙雑貨です。写真には出していませんが新作もいくつかご用意しております。
しかし、これらだけではいつもの出店と代り映えがしないのも確か。せっかく古物商もやっていることですし、今回は虫モチーフの古物も持って行こうと思います。アクセサリーとか古いおもちゃとかいろいろ。ネタはこれから考えます! 細かい情報はツイッター(@umineko22)で流しておりますので、そちらもご覧いただければ幸いです。
なお、昆大期間中も、うみねこ店舗は通常通り営業いたします。昆大めがけて遠方からいらっしゃるお客様は、昆大→うみねことはしごしてみるのも良いのではないでしょうか…というかむしろ是非そうしてください! お待ちしております。
【お知らせ】ご注文確定メールが届かない件について
【お客様へお知らせ】
先日、クリスマス電球2点をご注文下さった東京のS様、とある貝の入荷についてお問い合わせくださったW様、こちらからのメールは届いておりますでしょうか。一度お返事を頂ければ幸いです。
以下、うみねこ通販でお買い物(およびお問い合わせ)をされる方へお知らせです。
最近、こちらからのメールがお客様に届かないケースが時おり発生しております。お客様の端末で迷惑メールに振り分けられている、フィルターが強くメール自体が弾かれている、などの理由が考えられます。
まず「hakubutsudoあっとgmail.com」からのメールを受信可能な設定にして頂き、ご注文、もしくは商品のお問い合わせから2日以上経ってもこちらから返信がない場合はご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
お拾いものさんのスマホカバーが入荷しました
リアルで可愛いカメムシはんこを置いて下さっているお拾いものさんから、新商品が届きました。手帳型のスマホカバーです。
か、可愛さMAX…!!(吐血
お拾いものさんのむし愛があふれまくってますね~。
ちなみにS、M、Lの3サイズ展開です。
粘着シートでスマホを固定する方式です。機種を選ばずお使いいただけます。カードもいっぱい入ります。
うみねこ通販にも登録しました。カメムシはんこと一緒にぜひどうぞ~。
ノスタルジック・クリスマス(2)
前回に引き続き、クリスマス飾りのご紹介です。
今回はクリスマス電球。前回のものよりも時代はさらにさかのぼり、昭和20年代に作られたものです。
これらの電球は、かつて日本の一大産業でした。戦前から作られていましたが、北米への輸出が本格化したのは戦後、昭和20年代以降です。昭和40年代初頭にピークを迎え、その後は韓国や台湾の製品に押されて下降線をたどります。主に東京の品川周辺で、自宅と工場を兼ねているような零細メーカーが作っていたといいます。
電球本体はもちろん、彩色も手作業であったため、手作りならではの「ゆるい」味わいが魅力です。
インコいろいろ。
卵から顔を出しているひよこ。
ちょっと怖いサンタさん。
鯛。漫画「動物のお医者さん」で、西根家の蔵から海産物系のクリスマス飾りが出てくるエピソードがありましたが、おそらくこの時代のものだったのでしょう。
とぼけたスノーマン。
琵琶だかマンドリンだか、そういう楽器を抱えたタヌキ。
前回ご紹介したオーナメントと同様、一度アメリカへ渡ったものの里帰り品です。製造から70年くらいは経っている貴重品。一部はうみねこ通販の古物カテゴリにも載せておりますので、ひと味ちがったクリスマスを演出したい方はぜひどうぞ。
ノスタルジック・クリスマス(1)
11月も終わりに近づき、世間ではクリスマスムードが高まってきました。この時期になると山下達郎やワムやジョンレノンらの声が街にあふれ、うみねこ店主としては前職の繁忙期の記憶がフラッシュバックするので微妙な気持ちになります…。
うみねこ博物堂ではそうしたクリスマスソングこそ流しませんが、ささやかながら、クリスマスの雰囲気を盛り上げる品をご用意しております。
とはいっても、どこにでもあるようなのでは面白くないので、ここは古物屋らしく、時代の流れをたっぷり感じさせてくれるようなものを仕入れてみました。
ツリーの飾りつけに使う、いわゆるオーナメントの類なのですが…
これらはいずれも、職人さんが一つひとつ手作りしていた吹きガラスのオーナメントなんです。もちろん彩色も手作業です。昭和30年代の日本製で、当時アメリカに輸出されたものが里帰りしてきました。
サンタさんもいます。
小鳥もいます。
どれもびっくりするほど薄く、軽くできています。手作りの吹きガラスならではですね。こういう繊細で儚げな質感は、現代のプラスチック製品にはないものです。
それにしてもこんな50年以上前のガラスが、よくもまあ壊れずに残っていたものです。お取り扱いには充分ご注意ください。
実はさらに古い製品もありまして、それらについてはまた次回に!
ブリキの小物
たまには虫とガラスびん以外の古いものも…。
今日はブリキです。
ブリキのおもちゃにはプレミアがついてとんでもなく高価なものもありますが、当店はそうしたものは不得手なので、駄玩具と言ってよさそうな小物ばかりを扱っています。小さくて可愛らしいもの、というのが仕入れ基準です。それも積極的に買い集めているわけではなくて、たまに目についた可愛いものをつまむ程度なのですが、それでもいつの間にか増えつつあるのが謎です…。
これは長さ4cmほどの笛。フクロウだかスズメだか、何だかそんなようなもの。よく見ると絵柄は2種類あります。
さらに小さな金魚型の笛。長さ3cmくらい。食品の缶詰のブリキを再利用して作ったらしく、内側には印刷されている部分が見えます。
これはそれほど古いものではなさそう。薬の販促品の笛。(また笛…)
胴径3.5cmほどの可愛らしいやかん。ちゃんと蓋も開け閉めできます。
直径3cmほどの時計(のおもちゃ)。ゴムの輪っかがついていて、指輪のようにして遊べます。
なんともチープな金魚のお皿。新幹線らしき列車が描かれているので、少なくとも1964年以降のものと言えそうです。直径約16cm。
いずれもひとつ数百円~千円くらいと、お財布にも優しいブリキ製品でした。