カタゾウムシも人気ですが、インドネシアのホウセキゾウムシ類も負けず劣らず美しいものです。
イベントなどでこれらの標本を並べていると、「これ、色を塗ってあるんでしょ?」と一度ならず訊かれます。いえいえ、これはすべて自然の色なんです。
確かにそう思わせるほどの鮮やかな色使いですね。
脚にもちゃんと気を配っておしゃれをしています。
色だけでなく、顔が可愛いというのもゾウムシの魅力的な点です。
ルーペで拡大してみると、一見絵の具でも塗ったかと思わせる色は、ごく小さな鱗片が集まって出来上がっていることがわかります。ラメっぽい独特の輝きをもつ種もいて、ため息がでるほど美しい昆虫です。