アルティアムで昆虫展が始まります
来る1月20日より、福岡市天神のアルティアムにて、「密やかな部屋ーきらめく昆虫標本」展が開催されます。
九州大学総合研究博物館の丸山宗利先生監修。九大博の所蔵する400万点を超える標本の中から、とりわけ見目麗しい、芸術的な昆虫たちを選んで紹介する展示です。これまでの昆虫展とは一線を画する内容となるでしょう。楽しみです。
さて、今回の展示では併設のショップによる物販もあり、当店も昆虫標本の委託販売で参加させて頂くことになりました。小型の標本箱に納めた、美しい昆虫標本を展示販売いたします。
UVカットガラスを使った標本箱に、防虫剤も一緒にセットしてあります。そのままお部屋に飾ってお楽しみ頂けます。
お手ごろなところとしては、小型の透明なプラスチックケースに入れた標本もご用意しています。
その他に、1700年代から1800年代に刷られた博物図譜も出品します。
いずれもリプリントでない、当時の銅版画や石版画です。ぜひショップでご覧くださいませ。
展示期間は1月20日から3月11日まで。ちょっと足を伸ばしてでも見に行く価値のある展示です。関西、九州方面にお住まいの方はぜひどうぞ。
お世話になりました
今年は29日(金)が仕事納めでした。それから特に何をする間もなく、あっと言う間に大晦日。年をとると月日の経つのが早いと言いますが、本当ですね。
さて、今年の5月でうみねこ博物堂は開店1周年を迎え、思ったよりも(?)順調にやっています。多少の波はあれどお客さんは毎日来てくれまして、しばらくはつぶれる心配はしなくてよさそうです。個人の消費が落ち込む時代にありながら、これは本当にありがたいことです。
来年も今まで以上に魅力的な品をご紹介できるよう努めて参りますので、引き続きのご愛顧を賜われましたら幸いです。
年明けは4日(木)より営業いたします。
それでは皆さま、良いお年をお迎えください。
大きなウニたち
大きいことは良いことだ、というのはチョコレートの話ですが、ウニについてはどうでしょうか。こんなウニたちが入荷しています。
ライオンブンブク属の一種。
スソキレカシパン。
500円玉はサイズ比較用です。
スソキレカシパンの方は、残念ながら欠けがあるのですが、それでもこの迫力を損ねてはいません。日本のカシパンがおもちゃのように思えます。世界にはこんなでっかいウニがいるのですねー。
さて、こちらはそれほど大きくはないのですが、形が面白いカシパンです。ハグルマスカシカシパン、アフリカ産。
なぜこんなスリットがあるのかには諸説あり、水流の影響を受けにくくし、ひっくり返らないようにするためだとか、口に餌を運ぶためだとか言われているようです。
漂白していないものは緑っぽい。
通販にも載せました。
先日ご紹介した、カシパンブローチも通販に載っております。
ウニ好きのかたはぜひどうぞ!
可愛いガラス小物
すでにバレているかもしれませんが、店主はガラスのコマが大好きです。売れるかどうかは二の次で、見つけるたびに仕入れてしまいます。
例えばこういう子たちです。
(インスタっぽいフィルターをかけてみました)
2~3cm前後の小さなもので、とても可愛いのです。数字の刻みがあり、さいころとして使えるものもあります。多くは戦前に作られたものです。
この練りガラスの色が良いのです。
皿型のコマらしいものも。
花型のものも。
先ほど通販にまとめてアップしました。
ついでに、コマ以外のガラス小物もいくつか登録してみました。
これは直径5cmほどの立派なペロペロ。(戦前の駄菓子屋で売られていた舐め菓子)
花型のおはじき。これは大正時代くらいですかね。
これも大正かな、金魚のゼリー型。2種類あります。
これらの品以外にも、レトロなガラス小物を通販にアップしました。たくさん在庫があるわけではないので、お早めにどうぞ。
クリスマスコーナーできてます
ちょっと告知が遅くなってしまいましたが、古いクリスマスオーナメントや電球が入荷しています。ショーウィンドウ側の棚に集めて、いくつかは棚下にぶら下げてみました。
このへんの品が作られた背景については、昨年ブログで紹介しました。
生き物系もいくつかあります。このへんは電球。
これは吹きガラスのオーナメント。
いくつかは通販にも掲載しました。あなたのクリスマスが賑やかで楽しいものになりますように!
ふっくらしたものたち、入荷しました
染色家、みはに工房さんからいろいろ届いております。
まずは愛着を込めて「ふっくらしたもの」と呼ばれる、とても心地よい手触りのクッションです。布地はコットンで、弾力も絶妙。表と裏で柄が異なります。
これはワオキツネザル。表はこのクッションのために染めた柄です。
これは店主のお気に入り、シーラカンス。可愛すぎる! ちょっと笑ってる風な裏側の表情が良いですね。あれ、どっちが裏だっけ?
クッションというより、ぬいぐるみ的な可愛がり方をしたくなりますね。お昼寝のお供にすると幸せになれます。
へび。目は銀糸の刺繍。
つばめ。いもむしを咥えています。
ゴライアスオオツノハナムグリ。
裏側も素敵なので、ぜひご覧くださいね!
手提げは3種入荷しています。
小物も入荷しています。サンゴ砂を詰めた布ぶんちん。
型染ステッカーは2種あります。
みはにさんは生き物が大好きで、その愛情が作品からも伝わってきます。ぜひ長く大切に使っていただきたい品たちです。
人気の手ぬぐいも含めて全部通販に載せましたので、どうぞご覧くださいませ。
甲虫標本、追加しました
こんばんは。前回の更新から、またもや日が空いてしまいました。
うーん、ちゃんとした記事を書こうと身構えてしまうから腰が(筆が?)重くなるのかもしれない。だってツイッターにはそこそこポストしているんだもの。
というわけで、これからは簡単な内容でもよいので、とにかくアップしてみようと思います。出来はともかく、出すだけ出す。それもいつまで続くかわかりませんが。
で、甲虫標本の写真を撮りまくって、通販にアップしましたよ、というのが今日のお話。例えばこんなのです。
オオキバセンチ。下方に伸びた大顎がすごい迫力。柔らかな葉っぱを切り取っては巣穴に詰め込むので、一部の地域では農家に嫌われている虫のようです。
オーストラリアのカッコいいムネアカセンチ。これはものすごい地下深くに棲んでいるらしいです。
Pachysoma schinzi。
ひょうたん型のパキソマの中でも、飛びぬけてカッコいい種。だって角があるんですよ、スカラベのくせに!
Pachysoma denticollis。パキソマのなかでは、鞘翅の赤い唯一の種。
ニジダイコクいろいろ。
いかついエンマハンミョウとか。
このゴミムシも、なかなか恐ろしげな顔つきですね。
綺麗なタマムシ。
世の中には、こんな変てこなタマムシもいるのですねえ。Julodis gariepina damarina。ナミビア産。表面の毛というか蝋物質というか、もわもわしたやつが湿気ですぐにダメになるので、標本を作るのが恐ろしく困難です。
通販にアップしたとたんに売れてしまったひとたち。
うーん、店主の偏った趣味がバレバレですね。
ここには載せきれないので、あとは以下からどうぞ!
カシパンブローチ完成!
いきもにあ、いよいよ今週末ですね。間もなく追い込まれた作家さんたちがゾンビ化し始める頃だと思います。
「早くから計画的に準備しておけば、直前に慌てずに済むんですよ」なんていう正論マンの言い分は聞きません。うちもご多分に漏れず、大慌てで準備をしております…。
さて、今日もいきもにあに出す品のご紹介です。
オダサガ(小田急相模原)に、シルバームーン彫金工房という、オリジナルアクセサリーの製作を行っている工房があります。
デザインから製作まで、一貫してオーナーが行っている手作りのアクセサリー工房で、少しですが当店にも作品を置いて頂いております。
そして、うみねこと組んで何かオリジナルの商品を作りたいですね~、なんて以前から話していたのですが、この度それが形になりました。
真鍮でつくった、カシパンウニのブローチです。3種類。
直径2.5cmくらい。男女を問わず使いやすいデザインと大きさだと思います。
モデルになったのはこのひとたち。
Encope grandis。
アメリカのスカシカシパン。
そして、最近入荷したハグルマスカシカシパン。西アフリカ産で、日本国内での流通はほとんどないと思われる種類です。
ちゃんと裏側も作ってあるんですよ。
これらはいきもにあで初お披露目です。それぞれ3個ずつなので、気になった方はお早めに。
あ、Encopeとハグルマスカシカシパンは実物も販売します。ブローチと併せてどうぞ!
いきもにあ2017に出展します
今年もいきもにあの季節がやってきました! すべての生き物好きのための祭典。2年前のあの熱狂が蘇る…。
11月11日(土)、12日(日)、京都市勧業館みやこめっせにて開催です。
前回、2015年の模様はこちらです。
いやー懐かしい。というかうちのブース、商品少なっ!! よくこれで参加したなあ、と今では思います。
今回は180cmの卓を2台借りました。商品もがっつり持って行きます。
ひよこまめ雑貨店の紙雑貨とか。
布ものとか。(新作はいま作っているところなので載せられません…ごめんなさい)
昆虫標本とか。
ちなみにブースの位置はこのへんです。会場に入って右手の壁際、139番ブース。
当店の出展物一覧はこちら。随時更新していきます!
最近の標本棚
うみねこ博物堂では、開店当初から昆虫標本の販売も行っています。たまに気付かれずにスルーされてしまうこともありますが、これが標本の売場です。
ドイツ箱と呼ばれる標本箱を20箱前後、専用の棚に納めてあります。右半分が甲虫、左半分がチョウ・ガとその他の昆虫です。お客様ご自身で自由に引き出してご覧いただけます。標本箱は引き抜けるようになっておりますので、うっかり落とさないようご注意ください。
きらびやかなモルフォチョウはいつも人気です。
意外に思われるかもしれませんが、ガもチョウと同じくらい人気があります。
店主は甲虫屋なので、品揃えがどうしてもそっちに偏ります。特に糞虫(動物の糞を食べるコガネムシ類)が好き。
糞虫たち。色が綺麗だったり、カッコいい角があったり。
タマムシの中では、フトタマムシ類がお気に入りです。(右半分のずんぐりしたやつ)
ピカピカのコガネムシもいいなー。
昆虫標本を見ながら選んで買えるお店というのはそれほど多くなく、けっこう遠方からもお客様がいらっしゃいます。
標本箱(ドイツ箱)も、普通の大型箱から極小まで、5サイズ取り扱っています。
これは卓上用の小さい標本箱。お気に入りの標本を飾って愛でるためのものです。
ドイツ箱に関しては、開業前に簡単な解説記事を書きましたので、ご参考までに。
標本を扱ったことがないという初心者のお客様でもご心配なく。店主が丁寧にご説明いたします。
標本の管理はそれほど難しいものではありません。標本箱さえ買ってしまえば特に手もかからないからです。気をつける点と言えば、色褪せを防ぐために強い光を避けること、防虫剤を切らさないことくらいでしょうか。ご不明な点がありましたら、どうぞご遠慮なくお問い合わせください。
遠方でなかなかお店に来られないという方は、通販をご利用ください。(PCでの閲覧推奨)
ご来店&ご注文をお待ちしております。